5日のニューヨーク株式市場は、アメリカで金融引き締めが加速するという見方から景気の先行きへの警戒が強まり、ダウ平均株価は一時、300ドルを超える値下がりとなりました。
5日のニューヨーク株式市場はアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が金融の引き締めを加速させるという見方から景気の先行きへの警戒が強まって売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、300ドルを超える値下がりとなりました。
終値は前日に比べて280ドル70セント安い、3万4641ドル18セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.2%の大幅な下落となりました。
また、ニューヨーク外国為替市場ではアメリカの長期金利の上昇を背景に円相場が一時、1ドル=123円台後半まで値下がりしました。
市場関係者は「FRBのブレイナード理事が、保有資産の圧縮を5月にも始め、速いペースで圧縮するなどと発言したことを受けて金融引き締めが加速するという見方が広がった。投資家の関心は景気の先行きに集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB