6日のニューヨーク株式市場はアメリカで金融引き締めが加速し景気回復が鈍ることへの警戒から、ダウ平均株価は一時300ドルを超える値下がりとなりました。
6日のニューヨーク株式市場は、この日に発表されたFRB=連邦準備制度理事会の先月の会合の議事録の内容をきっかけに金融引き締めが加速するという見方が広がり、長期金利が一時およそ3年ぶりに2.6%台まで上昇したことを受けて、景気回復が鈍ることを懸念した売り注文が増えました。
ダウ平均株価は一時300ドルを超える値下がりとなり、終値は前日に比べて144ドル67セント安い3万4496ドル51セントでした。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は2.2%の大幅な下落でした。
市場関係者は「FRBの会合の議事録で参加者の多くが今後の会合では通常の2倍の利上げ幅が適切だと考えていることや、保有資産の圧縮を進める議論が交わされていたことが明らかになり、金融引き締めが加速すると受け止められた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB