数多くのテレビアニメなどを手がけている「東映アニメーション」が不正アクセスを受け、テレビアニメの新作の放送が延期になるなどの影響が出ていた問題で、およそ1か月ぶりに新作の放送が再開されることになりました。
関係者によりますと、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受けたとみられ、会社は「制作への影響は続いており、正常化に向けて取り組んでいる」としています。
東映アニメーションは先月、社内ネットワークへの不正アクセスが確認されたとして、アニメ作品の制作などに関わるシステムの一部を停止して詳しい調査を進めていると発表しました。
この影響で「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」「デリシャスパーティ※プリキュア」「デジモンゴーストゲーム」「ONE PIECE」のテレビアニメ4作品について新作の放送ができなくなっていましたが、作品の制作にメドがたったことなどから、いずれの作品もおよそ1か月ぶりに新作が放送されることになりました。
関係者によりますと、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」のサイバー攻撃を受けたとみられるということです。
会社は、現在も制作などへの影響は続き完全復旧のメドはたっていないとしていて、今月22日の公開が延期された映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」については引き続き影響が出ているとしています。
東映アニメーションは「詳しい状況は現在も調査中で、正常化に向けた取り組みを進めております。ファンの皆様には心配をおかけして深くおわび申し上げます」としています。
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-- NHK NEWS WEB