ウクライナ情勢をめぐってG7が発表した首脳声明に石炭の輸入禁止や段階的な縮小を含め、ロシアへのエネルギー依存を減らす方針が盛り込まれたことについて萩生田経済産業大臣は、日本としてはロシアの代わりとなる石炭の調達先を確保しながら最終的に輸入しない方向を目指していくという方針を示しました。
ウクライナ情勢をめぐってG7は7日、石炭の輸入禁止や段階的な縮小を含め、ロシアへのエネルギー依存を減らす方針を盛り込んだ首脳声明を発表しました。
これについて萩生田経済産業大臣は、日本は一定の制裁をG7と足並みをそろえて実施しているとしたうえで「エネルギーについては各国事情が違う。ロシアからの輸入を段階的に減らしていく間に代替先を見つけ、最終的には輸入しないという方向を目指していきたい」と述べました。
また、国内企業への影響については石炭を多く使っている業種別、個社ごとの状況の確認を進めロシアからの輸入量を減らした場合、国として代替先の確保に責任を持って対応し可能なかぎり産業への影響を抑えていく考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB