今月4日、大阪 淀川区の弁当店で働くベトナム国籍の女性が、店の入る建物の2階の部屋で殺害されているのが見つかり、警察は、この部屋に住む59歳の会社員を強盗殺人などの疑いで逮捕しました。捜査関係者によりますと、8日に送検された会社員は「女性を殺害したあと金をとった」などと供述しているということです。
今月4日、大阪 淀川区三津屋中の弁当店のアルバイト従業員で、ベトナム国籍のヴォ・ティ・レ・クインさん(31)が、この店の入る建物の2階の部屋で、首を絞められて殺害されているのが見つかりました。
警察は、この部屋に住む会社員で、自身も首から血を流して倒れていた山口利家容疑者(59)を、容体の回復を待って、6日に強盗殺人などの疑いで逮捕し、8日午前、検察に送りました。
捜査関係者によりますと、山口容疑者は「生活が苦しくなり、誘い出して金を奪おうと思ったが、抵抗されたので殺した。殺害後に金をとった」などと供述しているということです。
現場の部屋からは、ヴォさんのものとみられる、かばんや財布が見つかっているということです。
弁当店の防犯カメラには、事件直前に2人が一緒に店を出る姿が写っていたということで、警察は、山口容疑者が当初から金を奪う目的で1階の店で働くヴォさんを、何らかの口実をつけて連れ出したとみて、詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB