大和証券グループ本社は、イギリスにある子会社がサイバー攻撃を受け、子会社が保有する情報が流出した可能性があることを明らかにしました。会社では、流出した可能性のある情報の範囲や内容などについて確認を進めています。
サイバー攻撃を受けたのは、企業の買収や合併に関する助言などを行う大和証券グループ本社のイギリスにある子会社です。
発表によりますと、この子会社のサーバーやネットワークシステムが外部からサイバー攻撃を受け、会社側でセキュリティーを強化するなどの措置を講じましたが、その後の調べで、この子会社が保有する情報が流出した可能性があることが、6日までにわかったということです。
この子会社と日本国内の大和証券グループ本社は、ネットワークによるつながりはないということです。
会社では、流出した可能性のある情報の範囲や内容については確認中だとしていて、外部の専門機関の協力を得ながら、調査を進めるとしています。
大和証券グループ本社は「ご心配とご迷惑をかけ、深くおわび申し上げます。不正アクセスに対する追加の対応を実施するとともにセキュリティー体制を強化していきます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB