週明け11日のニューヨーク株式市場は、アメリカで金融の引き締めが加速することへの警戒が出て、ダウ平均株価は400ドルを超える値下がりとなりました。
11日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末と比べて413ドル4セント安い、3万4308ドル8セントでした。
アメリカで金融の引き締めが加速するとの見方から長期金利が2.7%台まで上昇したことを背景にIT関連を中心に多くの銘柄に売り注文が出ました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、2.1%の大幅な下落となりました。
市場関係者は「長期金利の上昇は、住宅ローンなどの上昇を通じて景気を冷やすことにつながりかねない。また、この日はアメリカの天然ガスの先物価格が上昇したこともインフレを押し上げるとして懸念材料になった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB