バスケットボール男子のBリーグは、2部の熊本ヴォルターズで故障者のリストの不正な運用などがあったとして、運営会社と社長にけん責と制裁金、合わせて400万円の処分を科すと発表しました。
Bリーグによりますと、熊本ヴォルターズの運営会社で当時ゼネラルマネージャーを兼ねていた西井辰朗社長は、おととし11月、けがをしていない選手に契約解除をちらつかせて、故障者のリストへの登録に同意するよう事実上、強制したということです。
Bリーグは、この行為はパワーハラスメントにあたるとして、運営会社にけん責と制裁金250万円、西井社長に、けん責と制裁金150万円の処分を科すと発表しました。
熊本ヴォルターズの運営会社の住永栄一郎会長は「被害に遭われた方に心よりおわびを申し上げます。制裁を真摯(しんし)に受け止め再発防止に努めます」と話しています。
Bリーグの島田慎二チェアマンは「極めて遺憾です。今後もコンプライアンスに関わる事案に対して厳しく向き合い健全な業界にしていきたい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB