アメリカの半導体大手インテルは、イスラエルの自動運転関連企業モービルアイを日本円にしておよそ1兆7500億円で買収することで合意したと発表しました。
発表によりますと、アメリカの半導体大手インテルは、イスラエルの自動運転関連企業モービルアイを153億ドル(およそ1兆7500億円)で買収することで合意しました。
モービルアイとの合意は、インテルにとって過去で2番目の規模となる大型買収で、数々のベンチャー企業が世界的な企業に買収されているイスラエルにとっても過去最高額だということです。
イスラエルのネタニヤフ首相は合意の発表を受けて、「イスラエルは自動車の分野でも、世界のテクノロジーの中心となった」とする声明を発表しました。
モービルアイは車に搭載できる衝突防止補助システムを開発・提供していて、自動運転の「目」にあたるカメラによる画像認識技術で世界トップクラスにあるとされています。
インテルは車両システムに関係するデータやサービスの市場が2030年には8兆円規模に成長すると見込んでおり、複数のメディアは、インテルにはモービルアイの買収を通じて、自動運転の分野への取り組みを強化し、ほかの半導体企業との競争で優位に立ちたいという狙いがあると伝えています。
-- NHK NEWS WEB