台湾から覚醒剤を密輸しようとしたとして逮捕された、大手IT企業「楽天」の元社員が、覚醒剤のほかにも麻薬の成分を含む錠剤110錠余りを隠し持っていたとして、警視庁に再逮捕されました。警視庁によりますと、「何も話しません。すべて黙秘します」と供述しているということです。
再逮捕されたのは、大手IT企業、楽天の元社員で、東京・多摩市の畑中邦夫容疑者(39)です。
警視庁によりますと、畑中容疑者は先月20日、台湾から羽田空港に帰国した際、リュックサックの中に「PMA」と呼ばれる麻薬の成分を含む錠剤118錠を密売する目的で隠し持っていたとして、麻薬取締法違反などの疑いが持たれています。
畑中元社員は帰国した際、このリュックサックやズボンのポケットに隠した覚醒剤およそ120グラムを密輸しようとした疑いで、警視庁に逮捕されていました。
警視庁によりますと、畑中元社員は平成20年から140回以上、台湾への渡航歴があるということで、警視庁は現地で入手した大量の覚醒剤や麻薬を国内で売りさばいていたと見て、詳しい入手先や流通ルートなどを調べています。
警視庁によりますと、調べに対し「何も話しません。すべて黙秘します」と供述しているということです。
-- NHK NEWS WEB