今月末からの大型連休に国内旅行に出かける人は、東京や大阪で緊急事態宣言が出ていた去年の同じ時期と比べて70%近く増えるという見通しを大手旅行会社がまとめました。
大手旅行会社のJTBは、宿泊施設の予約状況や経済指標などを基に、大型連休の期間中に国内旅行に出かける人は1600万人と見込んでいます。
これは、東京や大阪などに緊急事態宣言が出ていた去年の大型連休よりも68.4%増える一方、コロナ前の2019年と比べると33.4%少ない水準です。
旅行費用の平均は、去年より6.8%多い3万4500円と推計しています。
また、インターネットで行ったアンケート調査で旅行の日数を尋ねたところ、回答した1700人余りのうち、1泊と答えた人が36.1%と去年より3.1ポイント減った一方、2泊と答えた人が4ポイント増えて32.6%、3泊と答えた人が0.8ポイント増えて17.1%となっていて、去年と比べると旅行日数も増える傾向となっています。
調査を行った旅行会社では「コロナ前に届かないものの、旅行需要が回復傾向であることを裏付ける形となった。一方で、去年と同様、自然の景色を楽しめる場所が人気となっていて、感染対策を意識した行動は続いている」としています。
-- NHK NEWS WEB