4月、静岡県掛川市のアパートの1室が全焼し、複数の刺し傷がある住人の31歳の男性が遺体で見つかった事件で、出火当時、現場のアパートから走り去った黒い軽自動車が静岡県外の山中で発見され、車内から男性1人の遺体が見つかったことが警察への取材でわかりました。
警察は男性が事件に関与していた可能性もあるとみて詳しいいきさつを調べています。
4月12日の朝、掛川市下西郷にある5階建てのアパートの5階の1室が全焼する火事があり、焼け跡からこの部屋で1人暮らしをしていた会社員の峰翼さん(31)が遺体で見つかりました。
死因は焼死でしたが、背中などに刃物で刺された傷が複数あったことから、警察は刃物で刺されたあと、火をつけられて殺害された疑いがあるとみて捜査を進めています。
この事件で、出火当時、現場のアパートから走り去った黒い軽自動車が、4月16日に静岡県外の山中で発見され、車内から男性1人の遺体が見つかったことが警察への取材でわかりました。
死因は一酸化炭素中毒だったということです。
警察は、これまでの捜査から、男性が事件に関与していた可能性もあるとみて詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB