アメリカの電気自動車メーカー、テスラの先月までの3か月間の決算は、好調な販売や原材料価格高騰を受けた値上げの結果、売り上げと最終的な利益がいずれも過去最高になりました。
テスラは20日、ことし1月から先月までの3か月間の決算を発表しました。
▽売り上げは前年の同じ時期の1.8倍にあたる187億5600万ドル、日本円でおよそ2兆4000億円だったほか、
▽最終的な利益は7.5倍の33億1800万ドル、日本円でおよそ4200億円となり、いずれも過去最高を更新しました。
これは世界全体の販売台数が31万台余りとおよそ1.7倍に伸びたことや、原材料価格の高騰を受けて値上げを実施し平均販売価格が上昇したためです。
イーロン・マスクCEOは、会見で原材料価格の高騰が少なくとも1年は続くという見通しを示したうえで「無理なく購入できる価格に抑えたいが、インフレがおよそ40年ぶりの高い水準の状況では難しい」と述べて、値上げに理解を求めました。
一方、マスクCEOが提案しているアメリカのソーシャルメディア大手、ツイッターの買収に関する発言はありませんでした。
-- NHK NEWS WEB