大手電機メーカーの東芝は、巨額損失の原因となったアメリカの原子力事業を手がける子会社のウェスチングハウスについて、株式の過半数の売却などによってグループの連結決算から外し、アメリカの原子力事業からの撤退を目指す方針を明らかにしました。
東芝は、海外の原子力事業のリスクを遮断するためだと説明しています。東芝は、利益の大半を稼ぎ出している記憶用の半導体、フラッシュメモリーの事業を分社化して新会社の株式を売却する方針をすでに決めています。こうした見直しが実現すれば、東芝は2019年度にはグループの売り上げが4兆2000億円となり、大きく縮小することになります。
-- NHK NEWS WEB