アメリカのソーシャルメディア大手、ツイッターの買収を提案しているイーロン・マスク氏が、日本円でおよそ6兆円の資金を調達するめどをつけ、TOB=株式の公開買い付けを検討していることが明らかになりました。
アメリカの電気自動車メーカー、テスラのCEOで、世界一の富豪とされるイーロン・マスク氏は、ツイッターに対し株式の100%を取得する買収提案をしています。
これについてマスク氏は、21日に公開されたアメリカの証券取引委員会の資料の中で、ツイッターの取締役会から返答がないとして、TOB=株式の公開買い付けを検討していると明らかにしました。
また、買収資金として465億ドル、日本円でおよそ6兆円を金融機関から調達するめどがついたとしています。
一方で、必要に応じて会社側と協議するともしています。
マスク氏の提案に対しツイッター側は、敵対的な買収者が15%を超える株式を取得しようとした場合に買収者の議決権の比率を相対的に下げる防衛策、「ポイズンピル」の導入を決めています。
現地メディアによりますと、ツイッターはマスク氏から買収に関する最新の提案を受け取ったとしたうえで「慎重かつ包括的に検討する」としています。
-- NHK NEWS WEB