ウクライナへの軍事侵攻を受けて大手商社の丸紅は、ロシアに関連する新規の取り引きを凍結する方針を発表しました。
丸紅は21日、ウクライナ情勢を踏まえた事業方針を発表しました。
このなかで会社は、日本政府や国際社会による、ロシアへの制裁の方針を順守するとしたうえで、ロシアに関連する新規の取り引きを凍結することや、すでに行っている取り引きについても、可能なかぎり解約を進め、縮小することを明らかにしました。
会社によりますと、ロシアではタイヤやゴム製品、それに化学品などの貿易を手がけていますが、こうした事業について縮小を進めるということです。
一方、ロシア極東のサハリンで行われている石油・天然ガスの開発事業、「サハリン1」には、丸紅も出資する「SODECO・サハリン石油ガス開発」が参加していますが、このプロジェクトについては「政府をはじめとする関係各所とも協議のうえ、適切な対応を検討する」としています。
-- NHK NEWS WEB