男子テニスの錦織圭選手と、指導するマイケル・チャンコーチが都内のイベントでトークセッションを行い、世界ランキング5位で終えた今シーズンの戦いを振り返りました。
錦織選手は24日夕方、都内で開かれた契約する時計メーカーのイベントにチャンコーチとともに出席しました。
イベントでは2人のトークセッションが行われ、錦織選手は今シーズンについて、「試合数も多くこなせたし、大きな大会でも毎年よくなってきているので充実していた」と振り返りました。一方、チャンコーチは「錦織選手は一貫して安定したパフォーマンスで、すばらしい1年だった。強くなったし、けがも減った。オリンピックで銅メダルを取れたこともよかった」と評価していました。
また、シーズンオフの時間の使い方について、錦織選手が「時間を有効に使って練習やトレーニングをして、レベルアップしたい」と話すと、チャンコーチは「私が錦織選手と同じ年齢の時は全く同じ気持ちだったが、今は、一緒に居られる時は家族との時間を大切にしたい。錦織選手にも、いつかそういう時が来ると思う」と答えていました。
イベントのあと、チャンコーチは報道陣の取材に応じ、「錦織選手は体力も精神力も強くなった。これからは小さなことを積み重ねればランキングも3位、2位、1位と上がっていくと思う。来年を心待ちにしている」と、さらなる飛躍に期待していました。
-- NHK NEWS WEB