昨年度の有効求人倍率は全国平均で1.16倍となり、前の年度から0.06ポイント上がって3年ぶりの上昇となりました。厚生労働省は「持ち直しの動きがみられるが、円安や原材料価格の高騰などの影響が懸念され、先行きは不透明だ」としています。
厚生労働省によりますと、企業からハローワークに出された「有効求人数」は昨年度、月の平均で226万5947人と前の年度より9.5%増えました。
一方で、仕事を求めてハローワークに登録した人は昨年度、月の平均で195万5923人と前の年度から3.9%増加しました。
その結果、仕事を求めている人1人に対して企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は昨年度、全国平均で1.16倍となり、前の年度から0.06ポイント上がりました。
有効求人倍率が前の年度から上昇したのは2018年度以来、3年ぶりです。
-- NHK NEWS WEB