27日午後、北九州市小倉北区の沖合で、小型船の機関室から火が出ましたが、海上保安部が乗客ら合わせて45人を救助するなどして無事を確認しました。
門司海上保安部によりますと、27日午後1時50分ごろ、北九州市小倉北区の砂津港を出港し、沖合を航行していた小型船「がんりう」の機関室から火が出て航行ができなくなったと運航会社の関門汽船から通報がありました。
海上保安部が巡視艇で救助に当たり、乗客と乗組員ら合わせて45人のうちガイド2人を含む乗客41人を救助しました。
また、乗組員2人と一緒に乗船していた関門汽船の別の社員2人は、無事が確認されたあと小型船の船内にとどまり、船は巡視艇にえい航されて午後4時半すぎに門司港に到着したということです。
乗客乗員にけがなどはなく、船内では午後3時前には火が消えたことが確認されたということで、海上保安部では出火原因などについて詳しく調べることにしています。
関門汽船によりますと、小型船「がんりう」は全長が18.9メートルで、ふだんは北九州市の門司区と山口県の下関市を結ぶ定期航路で運行されています。
-- NHK NEWS WEB