家具日用品大手の「ニトリホールディングス」は、家電量販店の「エディオン」の株式の10%を取得し、資本提携を行うと発表しました。
ニトリとしては、今回の提携を通じ家電分野の販売をさらに強化していきたい考えです。
発表によりますと、ニトリホールディングスとエディオンは、27日に開かれた双方の取締役会で、両社が資本提携を行うことを決めました。
具体的には、ニトリがエディオンの株式のうち、8.6%を住宅設備大手「LIXIL」から、およそ102億円で来月取得します。
また、このほかに、1.4%の株式を取得する方針で、合わせて10%の株式を持つことで、エディオンの主要株主になるとしています。
そのうえで両社は、商品や店舗の共同開発のほか、インターネット販売での連携や、物流網の相互利用などを行うことを今後、検討していくとしています。
ニトリは、家具や日用品のほか、最近では自社ブランドの家電を手がけるなど、商品の拡充を進めていて、今回の提携を通じ、家電分野の販売をさらに強化していきたい考えです。
一方、エディオンとしては、ニトリの集客力などを通じ、事業の拡大を図りたいねらいがあるとみられます。
-- NHK NEWS WEB