28日のニューヨーク株式市場は企業業績の先行きへの警戒が和らいだことをきっかけに、このところ売られていた銘柄を中心に買い戻しの動きが出てダウ平均株価は600ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
28日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて614ドル46セント高い3万3916ドル39セントでした。
一部のIT大手が発表した決算で業績が予想を上回ったという受け止めも出て企業業績の先行きへの警戒が和らいだことをきっかけに、このところ売られていたIT関連銘柄などを中心に買い戻しの動きが出ました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も前日に比べて3%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「市場の緊張感がいくぶん和らぎひとまず買い戻しの動きが出た。ただ景気の先行きが不透明になっているという見方は根強く、株価は当面、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
一方、ニューヨーク原油市場では原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格は一時1バレル=105ドル台まで上昇しました。
-- NHK NEWS WEB