北海道・知床半島の沖合で観光船が遭難した事故で、29日も午前中から運航会社の社長が乗客の家族に対する説明を行っています。
28日は、安全対策の具体的な証拠を示すよう求める声が上がったことから、29日はこの点について重点的に説明しているとみられます。
観光船の遭難事故を受けて、29日午前10時から斜里町役場のウトロ支所で乗客の家族に対する説明会が行われ、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長が出席しています。
28日の説明会では、家族から去年、船が2回の事故を起こしたあと、どのように安全対策を講じていたかなどについて、さらに証拠を示して説明するよう求める声が上がったことから、29日はこの点について重点的に説明しているとみられます。
現地対策本部の本部長、国土交通省の坂巻健太 大臣官房審議官は28日「家族の納得がいくまで説明の場を設けていきたい」と述べていて、家族の意向しだいでこのあとも説明会が行われる予定です。
-- NHK NEWS WEB