北海道の知床半島の沖合で観光船が沈没した事故で、交際相手と一緒に乗船し、亡くなった22歳の男性の告別式が実家のある帯広市で営まれました。
北見市の会社員、鈴木智也さん(22)は、家族によりますと、観光船「KAZU 1」に乗船し、沈没事故に巻き込まれて亡くなりました。
家族によりますと、事故当日は交際していた女性と一緒に観光船に乗船し船上でプロポーズする予定だったということで、女性は今も行方がわかっていないということです。
鈴木さんの告別式が2日午前11時から実家がある帯広市の斎場で営まれ、親族や友人など親交があった多くの人が参列し、それぞれ静かに手を合わせるなどして早すぎる死を悼みました。
会場ではツーリングが趣味だった鈴木さんのオートバイの写真のほか、生前の様子を写した100枚近い写真や、鈴木さんが交際していた女性と旅行先などで撮影したという動画などもテレビ画面に映し出されていました。
鈴木さんの叔父によりますと、鈴木さんは建材メーカーに勤務していて、ことし1月に帯広市から北見市に転勤になったということです。
鈴木さんの叔父は「これからという時期にこのような事故に巻き込まれ、本当にことばが見つからないです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB