5日のニューヨーク株式市場では幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、1200ドルを超える値下がりになりました。
インフレへの懸念などが背景で、ことし最大の値上がりとなった4日から一転して急落しています。
5日のニューヨーク株式市場では取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、1200ドルを超える値下がりになりました。
前日の4日はアメリカの金融引き締めが急激に加速することはないとの受け止めから900ドルを超えることし最大の値上がりになっていましたが、一転して急落しています。
当面の利益を確保するための売り注文が出ているほか、原油価格の高止まりやアメリカの長期金利の上昇を背景に、記録的なインフレが景気に悪影響を及ぼす懸念が改めて広がっています。
市場関係者は「アメリカの金融引き締めに対し、前日は楽観的な受け止めが出たが、長期金利の上昇などをきっかけにインフレへの懸念が再び出ている。ウクライナ情勢や、中国での新型コロナの感染拡大への警戒もあって売りが売りを呼んでいる」と話しています。
-- NHK NEWS WEB