大阪 堺市に本社がある引越大手の「サカイ引越センター」の社員が、客の氏名や住所などおよそ400人分の個人情報が記載された見積書などの書類を、一般ごみとして捨てていたことがわかりました。会社では、関係する客に謝罪するとともに、再発防止に努めるとしています。
会社によりますと、ことしの3月上旬、客の氏名や引っ越し先の住所など、およそ400人分の個人情報が記載された見積書などの書類を、社員が自宅がある集合住宅のごみ捨て場に、一般ごみとして捨てたということです。
先月下旬に外部から情報が寄せられ、会社が調査したところ、社員が捨てていたことが明らかになったということです。
会社の規程では、個人情報が記載された書類は、シュレッダーで細断して処分することになっていますが、聞き取りに対し社員は「処分方法がなく、ほかのごみと一緒に捨てた」と話しているということです。
会社では関係する客に事情を説明し、謝罪しているということで「情報漏えいにあたり、お客様にご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。管理体制と教育を再度徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB