インターネット上の仮想空間、メタバースの開発を強化するアメリカのIT大手メタは、メタバースの利用に欠かせない自社開発のVR=仮想現実用のゴーグルなどを消費者が実際に試して購入できる実店舗を初めてオープンすることになりました。
メタが初めて展開する実店舗「メタストア」は、9日に開発拠点があるカリフォルニア州・バーリンゲームにオープンします。
取り扱うのはメタが自社開発したVR用のゴーグルなどです。
インターネットの次の形と位置づけられるメタバースは、パソコンの画面などでコンテンツを見るよりもVR用のゴーグルを使うことでより深くデジタルの世界に入り込めるのが特徴です。
店には製品を試すための場所が設けられ、訪れた客はVR用のゴーグルをつけてゲームなどをして使い心地を確かめることができます。
会社は実店舗のねらいについて「我々の製品がどのようにメタバースとつながるのか知ってもらいたい」としています。
アメリカのIT大手の間では、グーグルが去年、自社開発のスマホを販売する実店舗を初めてニューヨークに開店したほか、アマゾンもIT技術を駆使した衣料品の実店舗をことし中にロサンゼルスに開く予定で、製品やサービスに対する消費者の反応を直接確かめ、開発に生かそうという動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB