SBIホールディングス傘下の新生銀行は、社名を「SBI新生銀行」に変更する方向で最終的な調整を進めていることがわかりました。
関係者によりますと、新生銀行は来月に開く株主総会に社名を「SBI新生銀行」に変更する議案を提出する方向で最終的な調整に入りました。
新生銀行は、経営破綻した旧長銀・日本長期信用銀行が前身で、2000年にアメリカの投資会社のもとで経営再建を進めるため、今の名前に変わり、去年12月にはネット金融大手のSBIホールディングスの傘下に入っていました。
今回の社名変更について、新生銀行の川島克哉社長は先月のインタビューで「SBIグループが新生銀行の将来にしっかりと向き合うことを表す意味でも、大事な意味がある」と述べていて、新生銀行とSBIグループ各社との連携を強め、顧客基盤の強化につなげるねらいがあります。
正式に社名を変えるには、金融庁による認可に加え、株主総会で出席した株主の3分の2以上の賛成が必要となります。
新生銀行には、かつて国から投入された公的資金3490億円が残っていて、SBIグループとの連携により早期に返済の道筋を示すことができるのかが課題となっています。
-- NHK NEWS WEB