NTTグループは世界の企業でデジタル変革の需要が急速に高まっていることから、グループ内の会社がそれぞれ手がけていた海外事業を統合し、法人向けサービスの強化に乗り出すことになりました。
発表によりますと、NTTグループは▽海外でデータセンターや企業のネットワーク設備の構築を手がけるNTTリミテッドと、▽アプリケーションの開発などを手がけるNTTデータの海外事業を統合します。
これまでは提供するサービスの内容で手がける会社が分かれていましたが、ことし10月からは一つの事業会社が海外事業を束ね、ネットワークの整備からアプリケーションの開発まで一体的に法人向けのサービスを提供する体制に移行します。
NTTグループは、2020年度の売り上げ、およそ12兆円のうち、海外は2兆円と2割近くを占めていて、海外事業の統合によって、世界の企業で急速に高まっているデータセンターやデジタル変革の需要を幅広く取り込み、さらなる成長を目指すとしています。
-- NHK NEWS WEB