10日の東京株式市場は、9日のニューヨーク市場の株価下落を受けて、日経平均株価は一時、500円以上値下がりしています。
10日の東京株式市場は、午前の取り引きで日経平均株価が一時、500円以上値下がりし、取り引き時間中としてはおよそ2か月ぶりに2万6000円を下回る場面もありました。
その後は買い戻しの動きが出て、
▼日経平均株価、午前の終値は、9日の終値より244円81銭安い、2万6074円53銭でした。
株価下落の背景には、アメリカの記録的なインフレと、金融引き締めが世界経済の減速につながるという警戒感があります。
9日のニューヨーク市場でダウ平均株価がことしの最安値を更新したことを受けて、東京市場でも多くの銘柄に売り注文が出ています。
一方、
▼東証株価指数=トピックスは、17.68下がって、1860.71。
▼午前の出来高は、6億9401万株でした。
市場関係者は「中国 上海などで新型コロナウイルスの感染拡大によって厳しい外出制限がとられ、日本向けの部品の供給が滞っていることも、投資家の心理的な重荷になっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB