液晶パネルメーカーの「ジャパンディスプレイ」は、愛知県にある東浦工場での生産を来年3月に終了すると発表しました。工場で働く250人余りの従業員については、ほかの事業所への配置転換を予定しているということです。
発表によりますと、ジャパンディスプレイは10日に取締役会を開き、来年3月に愛知県東浦町にある東浦工場での生産終了を決定しました。
1997年に設立された東浦工場では、デジタルカメラやスポーツウォッチなど、ウエアラブル端末向けの比較的小型の液晶パネルを生産しています。
しかし、スマートフォンの普及で、デジタルカメラの需要が落ち込んでいることなどから、このサイズのパネルの生産を終了することにしたということです。
会社は、現在、工場で働いている250人余りの従業員の雇用は継続し、ほかの事業所への配置転換を予定しているとしています。
また、工場の土地や建物については他社に譲渡することも含めて、活用方法を検討しているということです。
ジャパンディスプレイは「中長期的な競争力強化と収益向上に寄与すると考えている」としています。
-- NHK NEWS WEB