11日午後3時前、茨城県結城市の酒造会社から火が出て、国の登録有形文化財となっている江戸時代に建てられた2棟の酒蔵が全焼しました。けが人や逃げ遅れた人はいなかったということで、警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。
警察と消防によりますと、午後2時45分ごろ、茨城県結城市の「結城酒造」から「ボイラーから酒蔵に火が延焼した」と消防に通報がありました。
消防車10台が出て消火活動が続けられ、およそ4時間半後の午後7時10分ごろ、火はほぼ消し止められたということです。
酒造会社にある2棟の酒蔵と煙突は国の登録有形文化財となっていて、警察によりますと、このうちいずれも江戸時代に建てられた酒蔵の「安政蔵」と「新蔵」が全焼したということです。
けが人や逃げ遅れた人はいなかったということで、警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。
現場はJR水戸線の結城駅から北におよそ700メートル離れた結城市中心部の住宅などが密集する地域です。
-- NHK NEWS WEB