新潟県村上市にある菓子メーカー「三幸製菓」の工場で6人が死亡した火災から11日で3か月になります。
会社は今月中旬以降、工場ごとに順次生産を再開する方針でしたが、消防から「工場全体の対策が完了してから再開すべきではないか」との指摘を受け、当面見合わせることを決めました。
ことし2月11日の深夜、村上市にある「三幸製菓」の荒川工場で火が出て6人が死亡しました。
この火災のあと、会社は荒川工場を含む3つのすべての工場で生産を停止し、今月中旬以降、順次再開する方針を示していましたが、地元の村上市消防本部から「工場全体の対策が完了してから再開すべきではないか」などの指摘を受け、再開を見合わせることを決めました。
取材に対し三幸製菓は、荒川工場だけでなくほかの工場についても、すべての建物の安全確認がとれるまで再開を見合わせると明らかにしたうえで「安全安心を最優先に考えた」とコメントしています。
この火災をめぐっては、警察が原因の特定を進めるとともに、防火や避難の体制など会社側の安全管理に問題がなかったかどうか、業務上過失致死の疑いで調べています。
-- NHK NEWS WEB