12日の東京株式市場は、アメリカの物価上昇が長期化し、世界経済の回復が足踏みするのではないかという懸念が広がったことから、売り注文が増え、日経平均株価は、終値としておよそ2か月ぶりに、2万6000円を下回りました。
12日の東京株式市場は、アメリカで11日に発表された先月の消費者物価指数が依然、高い水準となったことで、インフレが長期化することへの懸念が広がったため、朝方から幅広い銘柄に売り注文が出て、日経平均株価は一時500円以上値下がりしました。
▽日経平均株価、12日の終値は、11日より464円92銭安い2万5748円72銭と、終値としては、およそ2か月ぶりに2万6000円を下回りました。
▽東証株価指数=トピックスは21.97下がって1829.18。
▽一日の出来高は14億8101万株でした。
市場関係者は「決算発表で業績が好調だった企業には買い注文も入ったが、世界経済の先行きへの警戒感に加えて、ウクライナ情勢の長期化や、新型コロナウイルスの感染が広がる中国での生産活動への懸念もあって、先行きが見通せず、投資家がリスクを取りづらくなっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB