12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、景気減速への警戒などから6営業日連続で値下がりし、ことしの最安値を更新しました。
12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて103ドル81セント安い、3万1730ドル30セントと、終値としてことしの最安値を更新し、去年3月以来の安値となりました。
ダウ平均株価の終値は6営業日連続で値下がりし、この間の下落幅は2300ドルを超えました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の長期化や、中国での新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、アメリカの記録的なインフレを抑え込むための金融引き締めの加速で景気が減速することへの警戒から売り注文が出ました。
市場関係者は「投資家の間でひとまずリスクを避けようと、株式を売ってより安全な資産とされるアメリカ国債を買う動きも出て株価の下落につながった」と話しています。
また、ニューヨーク外国為替市場ではアメリカの長期金利の上昇にひとまず歯止めがかかっていることを背景に、円相場が一時、1ドル=127円台半ばの水準まで値上がりしました。
-- NHK NEWS WEB