楽天モバイルは、割安感をアピールしようと、これまで1か月のデータ使用量が1ギガバイト以下は料金を無料としてきましたが、取りやめると発表しました。
基地局などの設備投資で赤字が続いていて、収益の改善を図るねらいがあるとみられます。
楽天モバイルは、去年4月から1か月のデータ使用量に応じて4段階の料金を設定し、データ使用量が1ギガバイト以下であれば通話料を除いて月額料金を無料にし、割安感をアピールしてきました。
会社は13日、新たな料金体系を導入し、この料金無料のプランを取りやめると発表しました。
新たな料金体系では、データ使用量が3ギガバイト以下の場合は税抜きで月額980円とし、キャンペーン期間をへて11月以降に本格的に開始するとしています。
それ以外は20ギガバイトまでが税抜きで月額1980円、20ギガバイトを超えたら税抜きで月額2980円と、これまでの料金を維持します。
楽天グループの三木谷浩史社長は会見で「大半の方にはそのまま使ってもらえると考えている。利益を上げて投資をし、インフラをよりよくするというサイクルに寄与させていきたい」と述べました。
楽天モバイルは2年前、携帯電話事業に本格参入しましたが、基地局などの設備投資に多額の費用を投じたことで赤字が続いていて、料金体系の見直しで収益の改善を図るねらいがあるとみられます。
-- NHK NEWS WEB