13日のニューヨーク株式市場はこのところ売られていた銘柄を中心に買い戻しの動きが出て、ダウ平均株価の終値は7営業日ぶりに値上がりしました。
ニューヨーク株式市場では景気減速への警戒などからダウ平均株価の値下がりが続いていましたが、13日は取り引き開始直後からこのところ売られていた銘柄を中心に買い戻しの動きが出ました。
このため、ダウ平均株価の終値は前日に比べて466ドル36セント高い3万2196ドル66セントと7営業日ぶりに値上がりしました。IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も3.8%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「前日のダウ平均株価の終値がおよそ1年2か月ぶりの安値となっていたこともあっていったん買い戻される展開となったが、景気減速への警戒は根強く、株価の下落傾向に歯止めがかかるかどうかは不透明だ」と話しています。
また、ニューヨーク原油市場では供給不足への懸念などを背景に原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が一時、1バレル=110ドル台まで上昇しました。
-- NHK NEWS WEB