鉄鋼メーカー「愛知製鋼」の磁気センサーの技術に関する営業秘密を漏らした罪に問われ、その後、無罪が確定した元専務などが、うそにもとづいた会社側の刑事告訴で逮捕されるなどして、独自に開発したセンサーの商品化が妨害されたと主張して、会社と社長らに合わせて120億円余りの賠償を求める訴えを起こしました。
愛知県東海市にある「愛知製鋼」の元専務、本藏義信さん(72)は、元社員の男性とともに、9年前の在籍時に、磁気センサーの製造に必要な装置に関する営業秘密を取引先の電子部品メーカー側に漏らしたとして、不正競争防止法違反の罪に問われましたが、名古屋地方裁判所はことし3月、無罪を言い渡しその後、確定しました。
-- NHK NEWS WEB