今月14日、埼玉県朝霞市で内装工事会社が全焼し、43歳の社長とみられる男性の遺体が見つかった放火殺人事件で、男性の上半身に複数の骨折があったことが警察への取材で新たに分かりました。
警察は、放火される前に暴行を受けたとみて詳しい状況を調べています。
今月14日、朝霞市上内間木にある内装工事会社が全焼し、焼け跡の事務所から男性の遺体が見つかりました。
警察は死亡したのは、火事のあと連絡が取れなくなっている43歳の社長とみて確認を進めるとともに、火の気がなかったことなどから放火殺人の疑いで捜査しています。
男性の死因は煙を吸い込んだことなどによる焼死でしたが、その後の調べで男性の上半身には複数の骨折があったことが警察への取材で新たに分かりました。
警察は放火される前に男性が暴行を受けたとみて、詳しい状況を調べています。
警察によりますと、事件があった現場の建物はプレハブの平屋建てで、南北およそ13メートル、東西およそ10メートル、広さはおよそ130平方メートルあるということです。
プレハブの中は作業場と事務所に分かれていて、遺体は南東側にある事務所で見つかりました。
事務所の広さはおよそ35平方メートルで、中には机やテーブル、それにいすがあるほか流し台があり、遺体は流し台の付近で見つかったということです。
-- NHK NEWS WEB