愛知県中部の131の事業所に工業用水を供給している水道の取水口で大規模な漏水が起こり、県によりますと、18日午前5時前から全く取水ができなくなりました。今のところ復旧のめどは立っておらず、浄水場にためている水も4時間程度でなくなることから、県は浄水場にためている水がなくなる午前10時前には給水が止まる見込みだとしています。
愛知県によりますと17日未明、豊田市にある県の工業用水の取水口で大規模な漏水が起こり、午後6時ごろには水をくみ上げることができなくなりました。仮設のポンプを設置するなどして対応に当たってきましたが、18日午前4時45分ごろには全く取水ができなくなったということです。
県によりますと今のところ復旧のめどは立っておらず、下流にある浄水場にためている水がなくなる午前10時前には事業所への給水が止まる見込みだとしています。
この水道は、豊田市や刈谷市、安城市など愛知県中部の西三河地域の12の自治体にある131の事業所に工業用水を供給していて、多くは自動車関連の大企業の事業所だということです。
県は取水口を管理する東海農政局に対して十分な取水量を確保できるだけの仮設ポンプの設置を求めていますが、見通しは立っていないということです。
県は水道を利用している事業所に可能なかぎり使用量を減らすよう呼びかけていて今後の影響について調べています。
-- NHK NEWS WEB