17日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、アメリカの個人消費が落ち込むことへの警戒が和らいだことから400ドルを超える値上がりとなりました。
17日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は前日に比べて431ドル17セント高い3万2654ドル59セントでした。ダウ平均株価の値上がりは3営業日連続です。
この日発表されたアメリカの先月の小売業売上高が前月を上回り4か月連続増加となったことなどから、個人消費が落ち込むことへの警戒が和らぎ、買い注文が増えました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.7%の大幅な上昇となりました。
市場関係者は「FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長がこの日の講演で金融の引き締めを加速させていく姿勢を強調したことは想定の範囲内と受け止められた一方、個人消費が底堅いことが投資家の間で意識され株価の上昇につながった。ただ景気の先行きへの警戒は根強く、今後も個人消費の動向が株価を左右しそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB