対面ではなくインターネットで契約するプランの利用者が増えていることなどから、NTTドコモが全国にある販売店「ドコモショップ」について、2025年度までに3割ほど減るという見通しを立てていることがわかりました。
NTTドコモではコロナ禍でオンラインで手続きを済ませる人が増えているほか、インターネットで契約する割安プラン「ahamo」の契約はプラン開始から1年余りで全体の4%にあたる300万件を超えています。
こうした中、全国におよそ2300店ある「ドコモショップ」に来店する客も減っていることから、会社では2025年度までに販売店の数がおよそ700店、率にして3割程度減るという見通しを立てていることがわかりました。
会社は今後、この見通しをもとに店舗の統廃合を進める一方、販売店の店員らによるオンラインの接客を強化する方針です。
また、仮想空間「メタバース」の普及を見据えて、分身のアバターを使った接客など次世代のニーズに合ったサービスも検討していくことにしています。
NTTドコモ以外の携帯各社でも割安プランの導入によって通信の収入が減っていて、新たな収益源の確保とともに固定費のかかる従来の営業方法などの見直しも課題となりそうです。
-- NHK NEWS WEB