ニューヨーク株式市場は記録的なインフレを背景にした景気の先行きへの警戒感から19日も売り注文が広がり、ダウ平均株価はことしの最安値を更新しました。
19日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は前日に比べて236ドル94セント安い、3万1253ドル13セントとことしの最安値を更新し、去年3月以来の安値となりました。
ダウ平均株価は18日の終値が1100ドルを超える下落となりましたが、アメリカで続く記録的なインフレを背景に景気の先行きが不透明になっているとの見方からこの日も売り注文が広がり、2日連続で値下がりしました。
市場関係者は「前日に急落したこともあって買い戻しの動きが出る場面もあったが、景気の先行きへの警戒感が根強く売り注文が上回る展開となった。株価の下落傾向がどこまで続くのか、見極めたいという投資家も多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB