北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、海底に沈んだ船を潜水士が確認した結果、大きな損傷がなかったことなどから、国土交通省は早ければ22日にも船体を海面近くまでつり上げ、翌23日には作業船上に引き揚げる方針を固めました。
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没し、14人が死亡、12人が行方不明になっている事故で、19日から、民間のサルベージ会社の潜水士が深さおよそ120メートルの海底に沈んだ船の内部の捜索や調査を行っています。
関係者によりますと、これまでの調査で船体に大きな損傷は見つからず、移動させるだけの強度を保っていることが確認され、国土交通省は「引き揚げは可能」と判断して21日から作業に着手する方針を固めたということです。
-- NHK NEWS WEB