20日のニューヨーク株式市場は売り買いが交錯する展開となり、ダウ平均株価の終値は3営業日ぶりにいくぶん値上がりしました。
一方、ダウ平均株価の週末の終値が前の週より値下がりするのはこれで8週連続で、ブルームバーグによりますと99年ぶりの長さとなり、株価の下落傾向が鮮明になっています。
20日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、取り引き開始後はいったん値上がりして推移したあと、企業業績が悪化することへの警戒などから売り注文が増えて値下がりに転じるなど、売り買いが交錯する展開となりました。
その後は買い戻しの動きも出て、終値は前日に比べて8ドル77セント高い3万1261ドル90セントと3営業日ぶりにいくぶん値上がりしました。
一方、ダウ平均株価の週末の終値が前の週より値下がりするのはこれで8週連続で、ブルームバーグによりますと1923年以来99年ぶりの長さとなり、株価の下落傾向が鮮明になっています。
市場関係者は「ひとまず買い戻しの動きが出たものの、18日に記録的なインフレを背景としたコストの増加で企業業績が悪化することへの懸念が強まり、株価が急落して以降、投資家の間では景気の先行きが不透明だという見方が根強く、株価の下落傾向が長期化している」と話しています。
-- NHK NEWS WEB