世界の政財界のリーダーが集まる「ダボス会議」がスイスで2年ぶりに開幕し、ウクライナ情勢への対応を中心に意見が交わされます。
「ダボス会議」として知られる世界経済フォーラムの年次総会はスイス東部のダボスで毎年開かれていますが、去年は新型コロナウイルスの影響で見送られ、2年ぶりに対面での開催となりました。
各国の政府関係者や企業の経営者などおよそ2500人のリーダーたちが参加する今回、主要なテーマはウクライナ情勢への対応です。
23日にはウクライナのゼレンスキー大統領がオンラインでスピーチを行うほか、25日にはクレバ外相が直接、議論に参加することになっています。
一方、ロシアからの参加は認められていません。
世界経済フォーラムのボルゲ・ブレンデ総裁は、NHKのインタビューに対し「今回の会議では、ウクライナの指導者とともに、復興にどのように貢献できるかを話し合う。支援に向けて、参加している民間企業が積極的に役割を果たすことを期待している」と述べました。
会議は今月26日まで開かれ、各国で深刻になっているインフレや食料不足の問題などについても意見が交わされます。
-- NHK NEWS WEB