外食業界で人手不足が深刻化する中、アルバイトを確保しようと、大手ハンバーガーチェーンが、アルバイトを探している人を対象に、接客や調理などの体験会を開きました。
この体験会は、大手ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドが、就職や進学などでアルバイトが入れ代わるこの時期の採用を強化するため、全国2900余りの店舗で初めて一斉に開きました。
このうち、東京・大田区の店舗では、主婦や進学予定の高校生らが体験会に参加し、専用の器具を使ってハンバーガーにケチャップをかけるといった調理を体験しました。
このあと、店長が参加者に対して、週1日の2時間から勤務できることなど待遇を説明していました。
子育て中という30代の主婦は「この春に子どもが幼稚園に入り、生活が落ち着くので体験会に参加しました。業務がマニュアル化されているのでアルバイト先の候補として検討したい」と話していました。
ハンバーガーチェーン、人事本部の日比谷勉さんは「労働人口が減って採用は年々厳しくなっている。接点を作ることで、直接、説明できる機会を作っていきたい」と話していました。
このチェーンでは、およそ12万人のパートやアルバイトが働いているということで、今後も店舗ごとに体験会を開くなどして採用を強化することにしています。
-- NHK NEWS WEB