北海道 知床半島沖で沈没し、作業船で運ばれていた際に海底に落下した観光船について、26日にサルベージ会社の作業船で再びつり上げる作業が行われ、午後6時50分すぎ、船体が海面上に浮上しました。
作業船の横に固定して、水深の浅い海域に移動させ、引き揚げに向けた準備が進められます。
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故で、船体はサルベージ会社の作業船によって、水深およそ120メートルの海底からつり上げられ、24日に、海中につられた状態のまま運ばれる途中に、斜里町のウトロ沖の水深182メートルの海底に落下しました。
サルベージ会社が水中ロボットを使って船体にベルトをかけ直し、26日午後3時から作業船のウインチで再びつり上げ作業を行った結果、船体は午後6時50分すぎ、海面上に浮上しました。
このあと、作業船の横に固定したうえでウトロ沖に移動させる見通しです。
-- NHK NEWS WEB