贈答用として人気が高い「夕張メロン」の、ことし初めての競りが行われ、最も高いものは2玉300万円で競り落とされました。
「夕張メロン」の初競りは、26日朝7時から札幌市中央卸売市場で行われ、25日に収穫されたばかりのメロン、合わせて2720玉が競りにかけられました。
夕張メロンは甘みが強く、コクのある赤みがかった果肉が特徴です。
生産者の組合によりますと、ことしは冬に降雪量が多く、雪どけが遅かったものの春先に天候に恵まれ甘みが増し、出荷量も例年より多いということです。
26日は競りが始まると、仲買人たちの威勢のいい掛け声が場内に響き渡りました。
3年前に過去最高値となった2玉500万円にはおよびませんでしたが、ことしは市内でメロンなどのこん包を行う会社が、去年より30万円高い2玉300万円で競り落としました。
競り落とした会社の野田清道社長は「少しでも地元に貢献できればと思い競り落としました。ことしは近年まれにみるおいしさなので、ぜひ食べてもらいたいです」と話していました。
また、夕張市の厚谷司市長は「非常にすばらしい評価をいただきうれしい。ぜひ夕張に来て味わってほしい」と話していました。
26日に競り落とされたメロンは、来月4日に夕張市内のメロンの直売施設「夕張メロンドーム」で、先着100人に無料でふるまわれるということです。
-- NHK NEWS WEB