26日のニューヨーク株式市場は、一部の小売り企業の決算内容が市場の予想を上回ったことをきっかけに企業業績の悪化への懸念が和らぎ、ダウ平均株価は500ドルを超える大幅な値上がりになりました。
26日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて516ドル91セント高い3万2637ドル19セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは5営業日連続で、この間の上昇幅は1300ドルを超えました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.6%の大幅な上昇となりました。
この日発表された大手デパートなど一部の小売り企業の決算内容が市場の予想を上回ったことをきっかけに企業業績が悪化することへの懸念が和らぎました。
ダウ平均株価は、週末の終値が先週まで8週連続で前の週を下回るなど、株価の下落が続いてきましたが、今週は買い戻しの動きが目立っています。
市場関係者は「金融の引き締めによってアメリカの景気が今後、減速することへの警戒は根強く、株価の上昇が続くかどうかは不透明との見方が多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB