北海道 知床半島沖で沈没し、作業船で運ばれる途中に落下した観光船は27日未明、作業船の上に引き揚げられ、27日午後、陸揚げをするため網走港に到着しました。陸揚げは28日以降となる見通しで、事故原因の究明が本格化することになります。
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故で、船体はサルベージ会社の作業船によって海底からつり上げられ、今月24日、海中につられた状態のまま運ばれる途中に落下しました。
26日、斜里町のウトロ沖の水深182メートルの海底に落下した船体を再びつり上げる作業が行われ、事故後初めて海面より上に船体が現れました。
その後、船体は引き揚げ作業に適した水深の浅い海域まで運ばれ、27日午前3時20分、作業船の上に引き揚げる作業が完了しました。
-- NHK NEWS WEB